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ハッとした言葉

つい最近、母親からメールで
「4月におばあちゃんの米寿のお祝いをかねて、親戚一同で旅行に行くけど
billybooは来れる?」と聞かれました。

みなさんもご存知の通り、去年の11月に親知らずを抜くために日本に3週間帰りました。
でも、これは計画外の出来事で、本当は今年の4月にアンちゃんを連れて
この米寿のお祝い旅行に一緒に連れて行く予定でした。
そこで親戚みんなにも紹介できればいいな、と思っていたんです。

しかし、11月に帰った時、まだその旅行の計画は立てられておらず
母親から「(旅行が)いつになるかわからないから、あなたたちが都合のいいときに日本にきたら?」といわれていたんです。
なので、仕事の忙しくない時、季節的にすごしやすい時期を考えて
今年の9月に日本に行くことを決めてました。

そしてそれに向かって貯金するためにも、がんばって働いていた矢先、母親からのこのメールで、まったくの計画外の呼び寄せにかなり驚きました。

だって、2ヶ月ちょっと前に帰ったばかりで、まだなんにも日本が恋しくないし
日本から帰ってきて、いろんなことが落ち着いて、こっちの生活のパターンに慣れて
9月のためにあくせく働いてる真っ只中だったので、正直「無理だなぁ~」と思いました。
仕事も休めないことはないけれど、掛け持ちしている仕事があるし、休むとなると2箇所に
報告しなければならないし、一緒に働いている人に迷惑じゃないかとか考えると
かなり気が重いんです。(これは日本人的感覚でしょうか?)
それにあまり飛行機が好きでない私にとって、ブルーム→パース、パース→日本
の長旅は結構つらいものがあります。
それプラス、私がまた日本にいって来るといったら、アンちゃんはどう思うだろう?と・・・
いろんなことが頭の中でぐるぐる回り始めました。

そんな感じで、4月の日本行きは私の中ではまったくその気ではありませんでした。
両親が会いたがっている気持ちを汲んであげたいけれど、自分の欲求も押していて
イマイチ乗り気じゃないなんともいえない気分・・・
でも、その母親のメールには「今夜電話するから、詳しいことはそのとき話すね」と
私が来るであろうと期待している感じに見えて、心苦しくなりました。

TVを見ていても、何をしていても、母親からの電話が鳴るのをドキドキしながら待ちました。
断ったら「そうか、じゃあ、9月にね。」とすぐに折れるだろうけど、心の中では絶対に寂しい思いでいっぱいになるはず・・・
そう思ったらこっちまで暗くなってきちゃいました。

そんな気持ちでいることを、隣にいたアンちゃんに話してみました。
そしたらアンちゃんこういったんです。

「いつかbillybooが会いたいと思った時に、彼ら(両親)はいなくなってしまうんだよ。
行ったほうがいいんじゃない?」

それを聞いたとき、ハッとしました。
心臓が締め付けられたみたいに、ドキドキして涙があふれてきました。
一瞬にして「4月、日本に帰らなきゃ!」と気持ちが一転しました。
アンちゃんにそのひとことを言われていなかったら、自分が心代わりしていなかったら
きっと両親のお葬式で私はこのときのことを悔やむだろうと思ったんです。

なんであの時、帰っておかなかったんだろう・・・
帰っておけば、もうひとつ楽しい思い出を作ってあげられたのに・・・って。

それに私の両親だけでなく、88歳になったおばあちゃんにも
子供、孫、ひ孫全員と過ごせるいい思い出になる旅行のはず。
私一人が欠けてたら、きっと祖母は「あぁ、billybooがいたらねぇ。」って
いうだろうし、うちの両親にしてみれば「billybooがいたら、おばあちゃんもうれしかっただろうに・・・」って思うはず。

そしてアンちゃんに「私が日本に行くのに賛成?さみしくない?」と聞いてみました。
アンちゃんは「さみしいけど、NOなんていえるわけないよ。僕は毎日両親に会えるけど
billybooは1年に1回しか会えないんだから、会えるときに行かないと!」といってくれたんです。

片方が外国人だと、こういうことって当たり前のことだけど
なかなか快く行かせてあげられることではない気がします。
私がアンちゃんの立場なら「またぁ~?」って思っちゃうかもしれません。
理解のあるアンちゃんでいてくれることが、私にとって異国の地でがんばってやっていこうと
思える源になっているのも事実です。

母親に電話で行くことを伝えると、とっても喜んでました。
アンちゃんも、と言ってくれたんですが9月の予定で計画立ててるから
今回は私一人でいくよ、と伝えました。

母親は、「お金が大変だから、私が呼び寄せてるんだし飛行機代は出すから心配しないでね」といってくれました。とってもありがたいです。両親にしてみれば、私に会えることが楽しみで、飛行機代くらいもちろんもちます!って感じでした。
こういわれたら、飛行機怖いから、移動が面倒だからなんてそんなこといってられませんね。

これからもできる限り、日本に帰って親孝行しないとな、っていつも思ってます。
そして的確なアドバイスをくれたアンちゃんに、きっといつか「あの時、ああいってくれてありがとう。」と心の底から感謝できる日が訪れるだろうと思います。
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by billyboo | 2006-01-29 12:06 | 育児
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