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FreeWillyで思うこと2

数日前にここに捕鯨について書いたところ、たくさんの意見を頂きました。
自分の意見を書くことで、他の人たちの色々な意見を聞くことができ
そしてそこから改めて感じたことなどを今日は書きたいと思います。

私が日本人であるのに、鯨を食べる日本の食文化に否定的であるのは
かわいそうだから、という気持ちだけではないことに最近気がつきました。
(皆さんの意見と自分の意見を照らし合わせて気がついたことです。)

日本在住の多くの人が思う「賛成できないけど、反対はしない。それが日本の文化だから」という意見、私がここで意見していることとは違いますが、正直わからなくないです。
私も日本に26年住んで捕鯨について、ここまで真剣に自分の意見をいうことはありませんでした。(考えさせられる立場に置かれたことがなかった、ともいえます)
実際、うちの祖母も鯨を食べてました。(今も食べているかもしれません)
それに対して「かわいそうだよー。」といったことはありますが、祖母に今ココに書いているように熱く語ったわけでもなく・・・。「それが文化」ということにただただ流されていました。

今考えると前回の捕鯨の日記でコメントをくれた日本在住のみなさんと
同じ意見だったといってもいいかもしれません。
そんな私が今こうして「基盤となっている(当たり前となってしまっている)鯨の食文化」について流されずに自分の意見を言い出したかというと、それはきっと今日本ではなく違う国、それも捕鯨に対して大反対の国に住んでいるからなんだと思います。
だからといって「その国の文化に流されている」ということではないんです。

日本を離れて初めて感じる日本の良さ、悪さ。
日本を離れて初めて自分の文化を改めて考えること、自国にいるとなかなかできません。

こちらで捕鯨問題が大きく取り上げられれば、日本大使館・領事館から「反捕鯨派からの脅迫や嫌がらせにお気をつけください」のお知らせがきたり、ショッピングセンターでのGreenPeaceの寄付金活動になぜか声がかからなかったり、アジア食品店でジャパニースソーセージ(日本の粗挽きソーセージ)を買えば「これって鯨の肉なの?」と冗談を言われたり、こういうことって日本に住んでいるとありえないと思います。

日本にいては感じなかった風当たりを、こうして日々感じると
「かわいそうだから食べない派」の私にとって声を大にして「私は違います!」と意見を言わずにはいられないのです。「日本人」というだけで、日本で鯨を食べている少数派の仲間になってしまうのです。(こちらの人たちも日本に対する鯨の食文化に対して、そういった低い知識しかもってない人が多いのも事実で、日本も間違ったことを伝えている部分があって、どちらが悪いとはいえませんが・・・)

日本ではそれほど抵抗なく「私は鯨を食べますよ。」「私の父も食べてます。」と言えますが、この国でそれを言うにはかなり勇気が要ります。私も祖母が鯨だけでなくイルカも食べていたことを知っています。・・・がそんなことここでは口が裂けてもいえません。
自分が「食べない派」だから誤解されたくない気持ちと、変な被害に巻き込まれないための自己防衛です。

場所が変われば人の考え方も変わる。
日本は日本の主張、欧米は欧米の主張がある。
捕鯨がいいか悪いかは人の価値観もあって白黒つけがたいです。
こうして私が、「日本人の私が考え、そして感じる異国での自国の文化」を
ここで書くことによって、また違った立場からの意見を、ここを読んでくれた人に共感してもらえたり、考えてもらえたりしたら本望かなぁと思いました。
# by billyboo | 2008-01-25 16:31 | Movie

アンちゃん母からのプレゼント

12月にアンちゃん、そしてアンちゃん家族に妊娠したことを告げた翌日
アンちゃん母が仕事を抜け出して、さっそく私に買ってきてくれたものがありました。

「billybooと赤ちゃんのために、私が一番最初にプレゼントをあげたかったの。」
といって買ってきてくれたものです。
アンちゃん母からのプレゼント_f0020703_1437285.jpg

テディベアならぬ、テディピッグとカラフルソックス。
アンちゃん母はブタが大好きで「ブタモノ」が家の中にたっくさんあります。
一発で誰からのプレゼントかみな当てることができます。笑
この靴下も私好みでかわいいっ!

そしてこの洋服の数々・・・
アンちゃん母からのプレゼント_f0020703_13593986.jpg


一番うれしかったのがコレ↓
アンちゃん母からのプレゼント_f0020703_141921.jpg

上の写真にも小さく載ってますが、私とおソロのクロックスサンダルーっ!071.gif
正確に言うと赤ちゃん用はクロックスではないですが、私のものとほとんど変わらず・・・
こんなの一緒に履いて歩ける日がいつかくるのねぇ。
(エスカレーターに挟まれないようにしないとっ)

これ、私がまだ病院に行って確実に妊娠してるか調べる前で
自分で妊娠検査薬で試したのみだったので
こんなにたくさんの赤ちゃん用品をもらってしまったけれど
これで妊娠してなかったらどうしようと、すこし焦りを感じました。(正直)

妊娠を告げたたった2日でこの有様なので
この後、クリスマスを迎えたこともあり
今ではすごい量の赤ちゃんのグッズを持ってます。
私、まだ1枚も自分で選んだもの持ってません。汗
(つわりで出かけられないし、ショッピングできないってのもあって)
ベビースーツがすごい量あって、こんなに着まわせるかな~と心配。
かわいいので全部着せたいし・・・。

最近では、「勝手に揺らしてくれて音楽が流れる椅子」とか
「しゃべるチンパンジーのお人形」(リアルでかわいい)とか頂いてます。

とにかくアンちゃん母、孫が楽しみで楽しみで仕方ないらしく
休日になるとebayで赤ちゃんグッズ探ししてます。
(誰が母親なんだかわかりません)
でもそんなアンちゃん母がほほえましくて、そしてとってもありがたいです。
赤ちゃんだけでなく、私にもかわいいマタニティトップや
お店で安売りしてたから、家の中で着たらどう?とかわいいワンピースを買って着てくれたりします。
(アンちゃん母は趣味がいいのでどれをもらっても「ゲッ!015.gif」って思うものがなくて安心。)
それ意外にもつわりにはしょうがが効くと
ジンジャーエールやジンジャーティー、砂糖漬けのしょうがなど色々
私が好きそうなさっぱりとしたフルーツや「これおいしい」と言ったものは
毎回スーパーに行くたびに頼まなくても買ってきてくれます。
「そんなに食べ切れませんッ!」ってくらいるいろと。笑

アンちゃん母は、アンちゃんをドイツで産みました。
そのとき、周りには英語を話す人はいなくて、友人もなく
ひとりで2人の子供の面倒を見て、それはそれは大変だったそうです。
異国で子供を育てることを経験している彼女なので
同じ境遇の私のことをすごくいたわってくれます。
自分が大変だったから、billybooにはそういう思いをさせたくない、と
赤ちゃんが産まれたらお世話するから遠慮なくいってね、といわれています。

私の両親は遠く日本だし、義両親に子守を頼んだりするのって気が引けるものですが
ここまでお世話することを楽しみにしてくれていると気軽に頼めるし、とっても助かります。

これから性別が判り、ピンク色のグッズやブルーのグッズが益々増え
プレゼント攻撃がエスカレートしそうで楽しみです。001.gif

息子3人を産んだアンちゃん母、女の子が欲しかったそうなので
お腹の子が女の子だったらいいなぁ~と(アンちゃん母のために。そして私自身もできたら女の子希望)思っています。
# by billyboo | 2008-01-24 14:41 | Pregnancy

ヒース・レジャー死去

ヒース・レジャー死去_f0020703_21492950.jpg

このニュースにびっくりしたのは私だけではないはずです!!!005.gif

夕方のニュースを見ながら、そうアナウンサーが言っているのを聞いて
「絶対聞き間違いだ」と思いましたが(思いたかったです)事実でした・・・。

初めて彼を見たのは「10 Things I hate about you」という学園ムービーでした。
あの野蛮な感じのキャラクターとは裏腹に、仔犬のような笑顔・・・一発でやられました。010.gif

ネットで彼のことを調べずにはいられなく、検索して見ると
なんと私の大好きなパース出身!!049.gifきたっ!
スビアコの病院で産まれたと知った時は「えぇぇ~あのスビアコでっ!!」と
感激せずにいられませんでした。(スビアコ好きなので)

そんなんで私のお気に入りのタレントに仲間入りしたヒース。(呼び捨て)

どうしてこういう能力のある若い俳優は、早々この世を去ってしまうのでしょうか?
中学生だった頃、リバー・フェニックスが大好きでした。
彼も若くしてこの世を去りました。
小学生だった頃、ジェームス・ディーンの缶ペンがお気に入りで
何をしてる人かもよく知りませんでしたが、その端正な顔立ちに子供ながら素敵だなと
思っていました。そんな彼もよく考えてみれば若くして亡くなってました。

私に見初められるタレントはアンラッキーみたいです。

オーストラリア出身、それもパースという田舎から出たハリウッドスターだったヒース。
パースにいる家族がニュースでコメントしてるのを見ましたが、つらいだろうなぁ・・・。
地元でひっそりと、平凡な人生を歩んでいたら、また違った人生だっただろうと
ヒースにとってどちらがよかったのかわかりませんが、人の人生というものは
奥が深く、それでいて一瞬のうちにコロっと変わってしまう。
自分も悔いのないよう、精一杯生きなきゃな、なんて思いました。

突然の死は本当にショッキングです。

ヒース・レジャーのご冥福をお祈りいたします。
# by billyboo | 2008-01-23 21:53 | Movie

二回目の検診

前回の検診から約4週間経ったので
今日は2回目の検診にいってきました。
今日はドクターではなくミッドワイフ(助産婦)との検診でした。

日本だと産婦人科でも男のドクターが普通にいますが
ここではまだ一回も当たっていません。
なぜかみな女性。(まぁミッドワイフはワイフってだけあってみな女性なんでしょうけど)

今日は特になにをするわけでもなく
「その後、どうですか?順調ですか?」的なことを聞かれるだけ。
血圧を測るのみでした。

今私が飲んでいる「葉酸(Folic Acid)」のタブレットの入れ物に
「妊娠3ヵ月まで摂取可能」のようなことが書かれており
それ以降は医師の診断に任せること、と書いてあったので
その瓶と、もうひとつ葉酸をやめてから飲んだらいいのでは?と思われる
「Pregnancy&Breastfeeding Formula」という
もう一個の栄養剤を持参してどうしたらいいのか聞きました。
(「Pregnancy&Breastfeeding Formula」には葉酸だけでなく
ビタミンやミネラル、DHAやOmega3なんかも入っていてマルチなもの)

助産婦さんは、あまりこのことには詳しくなかったようで
「2つ両方とってる妊婦さんもいるわよ。(「Pregnancy&Breastfeeding Formula」には葉酸があまり入っていないから)」と言われたんですが
ドクターに確認してみるわ、と言われて待っていたんですが
ドクターが忙しそうでなかなか助産婦さんが話しかけられず・・・

結局、助産婦さんの「2つ同時にとっても大丈夫よ。この2つのタブレットから、葉酸を取りすぎちゃうってことはないから」という、私にとってはあやふやな回答をもらったのみ。(汗)
不安・・・。008.gif

職場が一緒のメインテナンスのおじさんの奥さんが助産婦さんなので
セカンドオピニオンを聞いてみようと思います・・・。汗

普通だったら次回の検診も4週間後、なんですが
4週間後じゃあまり変化がないから、ということで次回は6週間後になりました。

お腹の赤ちゃんが見れたらいいな~(たぶん無理だろう)と思ったんですが
やはり今回は超音波無しでした。残念007.gif
日本のようにこまめにお腹の中のチェックをしてくれないのがもどかしいですね。
きっと前回の「豆」よりはるかに成長しているはずなんですが・・・。
出血などの異常がなければ、お腹の中の赤ちゃんは順調に育っているんでしょうが
私には何が起こっているのか(お腹の中で)確認できるものは
超音波での写真のみなので、できたら毎日でも(笑)見てもらいたいくらいです。
次回の検診では見せてもらえるようなので、それまで首を長くして待つことにします。
(あぁ、次回は2月の終わりだよぉ。長い)

次回の予約をして今回は終了。
# by billyboo | 2008-01-16 11:46 | Pregnancy

Free Willyで思うこと

家にこもりっぱなしの最近の私の楽しみはDVD鑑賞です。

できれば寝ていたいけれど、一日中寝てるわけにもいかず
(というか、眠れず)ボーっとしていても気持ち悪いことだけを考えてしまうので
何か気晴らしに、と思ってDVD鑑賞をしているのですが
最近BlockBusterで安売りしていた「FreeWilly」(8ドル)を懐かしくて買ってみました。
ちょうど1から3までそろっていたので3本購入。
Free Willyで思うこと_f0020703_2344121.jpg


懐かしいと思って見始めたんですが、見たことありませんでした。汗
たぶん、挿入歌で入っているマイケル・ジャクソンの歌のビデオクリップかなんかで
昔何度も見ていたのを「あの映画を見た」と思い込んでいたらしいです。

結構有名な映画だと思うんですが
シャチのWillyと12歳の男の子Jesseの交流を描いた感動的なお話です。
その後「FreeWilly2」ではシャチのWillyとその家族が住む湾で
大型船から原油が流出し、JesseがWilly一家を救うアドベンチャー的な内容。
これもまた涙無しには見れません。

そして最後の「FreeWilly3」
これが私にとってはちょっと問題作でした。
内容は、海洋調査のアルバイトをしだしたJesseが、Willyを殺そうとする違法捕鯨業者と
戦う、というもの。
オーストラリアでは捕鯨問題はとっても大きくニュースで放送されています。
その時に必ず流れる「Japanese」という単語と日本人の鯨を殺している悲惨な映像・・・。
私はオーストラリアに来るまで、鯨を殺している映像など見たことがありませんでした。
日本では鯨を食べる習慣が昔からあり、今でも鯨料理をだしている地域もあります。

私は絶対食べません。
だって食べ物じゃないでしょ?
これはきっと個人の考え方の違いかもしれないけれど
私は鯨は哺乳類だし、犬と同じく「仲間」だと思っています。
それにそれを食べなくては死んでしまうわけではないでしょう。

映画の中で、捕鯨業をしている父親と、その子供Maxの会話で
子供が父親に「オルカ(シャチ)を殺してどうするの?」と聞きます。
それに対して父親は「ロシアや日本に売るんだよ。高い値で売れるんだ。」
と答えます。その後、父親の部下がシャチを見て「Kujira!」とつぶやき
Maxが「Kujiraって何?」と聞く場面などあります。
見ていてすごく悲しくなりました。
私はWillyの味方なのに、日本という国はこの映画では敵になっている。
日本人すべてがみんな鯨を殺して食べているわけではないんだよ!と
声を大にしていいたい衝動に駆られました。

見終わった後、ものすごい罪悪感。
日本人である私に何かできることはないかと、一点を見つめて考え込んでしまうほどでした。
アンちゃんに「どうしたの、大丈夫?」と聞かれるほど。
「日本人て最悪なことしてる。どうにかやめさせることできないのかなぁ」と言ってみても
なにもできない自分に無力だなぁと感じました。
今すぐにでもGreenPeaceの船に乗って、先頭でマイクロフォン片手に
捕鯨船に向かって罵声を浴びさせたい気分でした。

オーストラリア人はみな、捕鯨問題のあのニュースを見るたびに
日本人はみな鯨を食べている、と思うんでしょうね。
そして日本人の私もそういう目で見られているんだろうな・・・。
私は周りに「私は鯨は食べないし、殺している人たちを見て許せないと思う」
と言っています。でもそういったところで鯨を殺すことをストップできるわけでもなく。

もっと日本で「鯨が殺されていることについて」「他国の人がどう思っているかについて」
TVや雑誌でもっともっと取り上げるべきだと思います。
ホエールウォッチングなんかを楽しんでる日本人観光客を見て
現地の人は何を思うのか・・・日本人は考えたこともないんじゃないでしょうか。
簡単なところから「FreeWilly3」を日曜映画劇場で流すとか
(ポリスアカデミーの続編ばっかり再放送してないで、ってそれは古すぎ?)
鯨鍋とか普通に食べてるグルメ番組を流さないとか
「日本人にとって当たり前のこと」のように洗脳することをやめさせられたら
少しでも国の動きが変わるんじゃないのかな、と思うのですが
そんなの甘いんですかね・・・。
ショックな映像でも、あの重たくて長くて鋭い大きな矢のようなモノで
鯨を一突きする場面、(一突きしても死ぬまでに相当時間がかかるそうです)
老若男女すべての人に見せてショックを味わって欲しい、本気で思います。

話は変わって、このWilly役のシャチ、名前がKeikoなんですよね。
それもオスなのに。笑
なんで日本名なのか気になるところです。

次は何を見ようかな。
もうひとつシガニーウィーバーのゴリラのお話(これも確か泣けるお話だったような)
も買ったんです。これもまた考えさせられるストーリーになりそうです。
ストレスためてる場合じゃないんだけどな・・・008.gif
次回から、お腹の赤ちゃんのためにもリラックスするような
ファンタジーモノでも探してみることにします。
# by billyboo | 2008-01-15 23:49 | Movie